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ゆっくり歩いてください

マジで

「えー!?何!?カメラマンとか式場にどうやって損害賠償させようか考えてたのに!!!
それどころか私のせいだって言うの!?被害者はこっちでしょ!!!マジで信じられない!!!
もうMasukoさんなんて嫌い!!!大大だーーーーいっ嫌い!!!」

いや、それむしろ好きやん

どーもー!!!こんにちは!
妄想カメラマンのMasukoです←

今回のブログはこれから結婚式を挙げるプレ花嫁さんや、結婚を控えた友人にアドバイスしてあげたいという卒花さん向けの内容になります!

もしリアルに被害に遭われた方がいらっしゃったらちゃんとクレーム言ってあげましょう。
その方がそのカメラマンの今後のためにもなりますよー!!!
少なくても僕は良い方も悪い方も率直なご意見を大事にしたいなと思ってます!

さて、それでは今回の本題です!!!

いい写真を撮りたい、それはみんなの願い

冒頭の「ゆっくり歩いてください マジで」ですが、これは僕だけの願いではありません!!!

えー!!!完全にそっちの都合だけじゃないのー!?
ブレちゃった時とかのために予防線張ってんじゃないのー!?
リスクヘッジー!?
どうせリスクヘッジでしょーーーー!?

いいえ違います!!!(どんっ!!!

きっと世界中の結婚式に出席して写真を撮ったことのある方みんな、つまりゲストたちの願いです。
二人が動いているシーンってゲストの気持ちも盛り上がりやすくって

いい写真が残せる確率が高いんです!!!

例えば、挙式なら新郎入場、新婦入場、新郎新婦退場、フラワーシャワー!
披露宴なら入場、新婦中座、新郎中座、再入場、退場なんかがそうです!!!

入場シーンは10秒〜30秒しかない

そしてこの各シーンは歩くスピードや距離にもよりますがだいたい

20〜30秒程で終わります!!!

歩くのが早い人で距離も短かったりすると

10秒とかありえます←マジで

いやいや、Masukoさん、それは盛り過ぎでしょ〜!!!!
いくらなんでも実際測ったわけでもないでしょうに。
実際はもう少し長いんじゃないんですか〜???

という方のために(というか自分でも検証するために)YouTubeに載っている動画から探してきました!!!

まずは、結構ゆっくり歩いてる新郎新婦さんの動画がこちらです!!!
(時間のない方は2:30あたりからご覧ください)

動画は長いですが、実際歩き出すのは2:30あたりから。
そして高砂に到着したのはだいたい3:00くらい。

えーこんなにゆっくりなのにー!?

そうです、こーんなにゆっくり歩いてるのに

30秒!!!

 

 

続いてはこちら
(時間のない方は1:50あたりからご覧ください)

お姫様抱っこでクルクルかわいい!!!!

あ、そこじゃなかった…

1:50くらいから歩き出してゲストのテーブルを抜けきったのはちょうど2:00くらいですね。
こちらの新郎新婦さんの場合はクルクルシーンが残っていればある程度満足できるかもしれません。
でも、もしそれがなかったら…

10秒!!!

ちょっとキツイですよね。
そして歩くスピードは普段買い物で歩くスピードくらいでしょうか。
普段なら決して早くはないです。
早い人はもっと早いですから。
ただ…

結婚式なら話は別!

この動画の入場シーンも本当に素敵じゃないですか。
挙式の厳かな雰囲気から解放されて、一度カーテンの閉まった披露宴会場に案内されてまた静かになるわけですよ。
そこでカーテンがワーーーーっと開いて新郎新婦がお姫様抱っこで

ドーーーン!!!

ゲストのみなさんの歓声どうですか!!!
新郎新婦さんのニヤニヤっぷりもどうですか!!!
パシャパシャとフラッシュの光る数もどうですか!!!

これを残さずして何を残す

こんな素敵なシーンなのに…
それなのに…

一瞬過ぎるやろ!!www

過去には走って退場で3秒とかも経験したことありますがwwww

どないせぇっちゅうねん!!!wwww

走ったらそれはそれで楽しそうなのですが、室内なら何周かするのがいいですね。

 

 

画面が半分だけ暗くなる(フリッカー現象)

さて、大事な話なのでこれ絶対読んで欲しいのですが、歩くスピードが早いとどうなるか
約1000組撮影してきた中での具体的な経験談をお話ししますね!

まず、これはカメラの問題ですが、室内はあなたが思っている以上にカメラにとっては暗いのです。
動画でもご覧の通り、カーテン外から撮影してる分には綺麗ですが、室内側、つまり新郎新婦さんの正面から撮影していると完全に逆光です。
そうなると顔を明るく写すためにはシャッタースピードが上げられません。
僕は経験の中から1/100秒ならギリギリ人が動いててもブレないなという経験と技術があるのでそういう設定にして撮影しています。

ちなみに何故1/100秒かというと、それ以上だと画面の半分が暗いとか1枚目は明るいけど2枚目は真っ暗という現象が起こるからです。
専門用語でフリッカー現象と言います。
蛍光灯やLEDってずっと点灯しているわけではなくて、実は1秒間に100回高速点滅してるんですね。
1/200秒とかで撮っちゃうと電気が付いてない瞬間を捉えちゃったりするわけです。


知らないで撮影してるとアウトー!!!
ちなみに東日本だと100回ですが、西日本だと120回ですので撮影地域によってシャッタースピード変えるのがベストです。
もう一つの理由はゆっくり歩いてる人なら1/100でもギリギリ止まって写せる可能性が高いということです。
1/50秒なんかだと三脚に立てても歩いてる人はほぼブレちゃいます。
この2つの理由からギリギリのシャッタースピードとして1/100秒で撮影してます。

スマホがブレやすい理由

そしてここ大事ね。
ゲストのスマホとか室内だとたぶん

1/30秒とかだから

薄暗い会場なら1/15秒、1/5秒とかもザラにあります。
しかもオートなもんだからコロコロ設定が変わっちゃいます。
オート撮影の恐ろしいのなんの。
スマホを使ってマニュアルで撮影してる人なんてほぼいません。
プロでさえ1/100秒でギリギリ攻めてるのに、

もう無理ゲーです。

ただ止まってるものならブレないんです←ここ重要
席札撮ったり、みんなで記念写真撮ったりするじゃないですか。
それはブレない。
だから気づかない。←怖いよね〜
でも入場シーンなどで動いている新郎新婦は

確実にブレます

そして

あー!!!全然綺麗に撮れないーー!!!
ちょっと待って〜〜!!!!涙

となります。
しかし、想い届かず自分の前を通るのはほんの一瞬…
申し訳なくて写真も新郎新婦へ送れず…

なんてもったいない…!!!

あれだけ素敵な瞬間が…
あの歓声が…
みんなの笑顔が…

全くまともな写真が送られてこない!!!

スマホやコンデジはISO感度(上げると明るくなるけど画質落ちる数値)を一眼レフみたいに上げちゃうと画質がひどいことになるんです。
だからオートで撮影してるとシャッタースピードがめっちゃ遅くなっちゃうこと多々ありなんです。
あとでゲストから送られてきた写真を見てやり場のない残念な気持ちを経験した卒花さんも少なくないはず。

だからやっぱりゆっくり歩くしかないんです

さぁ、そうなったらどうすればいいのか。
カメラや電気の技術革新でこういう心配がなくなる日も来るかもしれません。

でもあなたはそれを待てますか!?!??

待てませんよね!
だってあなたの結婚式までそんな時間はないはず!
そうなったらできることは一つ!!!

ゆっくり歩く

そして時々止まる

なんです。
スマホは止まってないとブレてる可能性が高いのでちゃんと写るには止まってあげるしかないんです。

いやいや!Masukoさん!!!!
そんなこと言っても途中で止まっちゃったらマズイんじゃないですか!?!?
次のスケジュールに影響しちゃうんじゃないですか!?

いいえ!全く問題ありません!!!

いや、さすがに座って話し込み始めたらダメですよw
でも、仮に30秒のシーンをたーーーーーっぷり2倍の60秒にしてみたとしてどうですか!!!

30秒しか違わない

これが何回ありますか?
挙式の新郎入場、新婦入場、退場、披露宴の入場、中座、退場で6回くらいですか?
単純計算で3分。
全てのシーンでたっぷり2倍にしても3分!!!
しかもそれぞれのシーンで30秒ずつ。

一体何を気にしているのか

どうしても不安ならいらっしゃるゲストやご親族、会場のスタッフさんなど事前に誰でもいいので勇気を出して聞いてみましょう!
「ちゃんと写真に写りたいんで時々止まってピースとかしてもいいですか…?」
と。

どうぞどうぞどうぞ!!!

ってなりますよ。
いや気遣いじゃなくて本音で。

逆に友人として出席する側の立場からしたらどうですか?

むしろウェルカム

こっちを向いてよハニーです

そもそもこんな素敵な入場シーンで、たったの数十秒を削らないと時間の間に合わない結婚式なんて

聞いたことない

もしあったら本末転倒

ただこなすだけの結婚式なんて悲しいでしょー!!!

はい、入場しました

ウェルカムスピーチきちっと読めました

予定していたイベントも全て行えました

無事結びを迎えられました

大事なのそこじゃないよね!?

結婚式が終わってゲストのみなさんに何て言ってほしいんですか!?

自分はどう思っていたいんですか!?

ゴール間違えたらあかんでー!!!

はっ、興奮して使ったことない関西弁が出ました。
申し訳ございません。

ということでゆっくり歩いて時々止まることがどれほど重要かご理解いただけましたでしょうか!?

いやいやいや、Masukoさん、そうは言ってもプロならなんとかなるんじゃないですかー!?
むしろそれがプロってもんでしょう!?
という方もいらっしゃるかもしれません!!!
まだご理解いただけませんか…
申し訳ございません!!!
私の不徳の致すところ!!!
そんな方へは下記のブログをご用意中です!!!

『いい写真が残る確率ってどんなもん!?理系脳で考えてみた!!!』

気になる方はぜひご覧ください!

といったところで今回も最後までご覧いただきありがとうございました!!!
それではまた次回!!!

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