いい写真が残る確率ってどんなもん!?理系脳で考えてみた!!!
こんにちは!!!
いつもブログをご覧いただきありがとうございます!!!
今回は前回のブログ
『結婚式の写真がクレーム級にブレたのばっかり!!!いい写真がない!!!どうしてそうなった!?』
の続きになります!!!
ゆっくり歩くということは単純にワンシーンでたくさん写真を撮ってもらえるのでいい写真が残る確率が上がります!
そうなんです、ここ大事なところなのですが、
全てがベストショットになるわけではない
ですよね?
「もう全部素敵!!!600枚くらい納品したけど全部素敵!!!」
良いこと言ってるようで嘘っぽいよね!←
1枚も漏れなく全部素敵ー!みたいな平坦な感情は持ち合わせておりません。
もちろん、1枚1枚の写真があってこそ一つの結婚式を表現できているので大事でないものはありません。
ただその中でも特にいい写真ってあるよね?って話です。
アルバムに入れてみたり、インスタに上げてみたりしたくなっちゃうような、そういう写真ってありますよね!
さて、そういう写真って前回のブログでお伝えした通り動きのあるシーンで生まれやすいんですよね!
しかしそれは会場の広さなどにもよりますが(前回のブログで書いた通り)ゆっくりめに歩いてみても30秒くらいで終わってしまいます。
さぁ、それではその中で撮影された写真でどれだけの写真がいい写真として残るのか、経理をしていた経験のある僕の個人的な感覚で計算してみました!!!
いい写真になるための構成要素をいくつか考えて、そうなる可能性を計算してみることにしました!
ちょっと分かりづらいですね!
実際にやってみた方が早そうです!!!
目次
計算における前提条件
1.結婚式当日
2.場所は室内
3.入場シーン
4.プロが撮影
5.フリッカー防止に1/100秒で撮影
6.歩くスピードは前回ブログの30秒パターン
大雑把ですが、こんな感じの撮影シーンを思い浮かべながらご覧ください!!!
実際の計算
それでは実際に項目をピックアップしてその数値にした理由も簡単に解説していきたいと思います!
■ブレてない 95%
まずはやっぱりここですね。
100%というのは存在しないので便宜的に95%にしました。
あれぐらいゆっくり歩いてもらえたらほとんどの写真はブレずに撮影できているでしょう。
■ピントが合っている 95%
これも上記同様にほぼほぼ大丈夫そうです。
オートフォーカスがおかしな動きをするリスクもありますが、そういうのは稀です。
ということで95%
■新郎さんがいい表情 70%
これね。まぁ、人によります。
70%というのは僕の平均的なイメージです。
なので「いやいや、オレなら95%!」「私の彼50%ぐらいかも…」など個々人で計算を変えてみてください。
晴れの日ということではありますが、緊張してたりして新郎さんの表情が硬いということはよく言われる話です。
あとは目つぶっちゃたり半目だったり、むしろ顔が全然違う方向向いてたり…
考え出したら色々あります。
■新婦さんがいい表情 90%
これも新郎さんの時と同様ですので、個々人で数字を変えてもらっちゃってOKです!
結婚式での新婦さんの表情が良い率はとっても高いです!
ここ一番に女性は強い!!!
ただ、その日の体調や何かしらのアクシデントで表情が硬いなど色々考えて、90%としてみました!
■ゲストがいい表情 70%
ここちょっと低く見積もり過ぎだと思ったそこのあなた。
むしろ100%であってほしい部分ではないでしょうか。
ゲストと言ってもたくさんの人がいるわけで上司や親族、頻繁に遊ぶ友人や久々の友人と様々です。
やっぱり友人席は盛り上がりやすいですし、親族席は大人しくなりやすい印象です。
もっと現実的に考えるなら友人席の近くを通る時は90%、親族席は40%くらい(席が離れてて新郎新婦が近くを通らないことも大きな原因)
あとはやっぱり人によります。
ただ自分たちでコントロールできるところでもないのが難しいところ。
多くの方の結婚式のゴールはこれを100%に近づけていくことでしょう。
とりあえず僕の中では平均するとちょっと盛って70%ぐらいの印象です。
もちろんこの数値がとっても高い結婚式もあるんですよ!
でもそれはテクニック的なところではなく長い年月をかけて築いてきた関係性で生まれたものです。
あなたは既に100%に近づいているかもしれませんし、そうでないかもしれません。
この答え合わせは結婚式の当日に分かることになります!
ちょっと自身がないなという方もまだ間に合います!
毎日少しずつ積み重ねていきましょう!!!
■光が綺麗 50%
これは環境に大きく左右されるのは言わずもがなですね。
理想は晴れていて会場に大きな窓があって、なおかつ逆光でないことなどです。
ただ、本当に綺麗な光を見分けるのは一般の方には難しいと思います。
普通の方が誰もいない会場を見学した際に「自然光が入ってすごく綺麗!!!」と思っても、僕らプロからすると人物が立った際に光が綺麗に当たっていないなぁなんてことはよくあります。
あと「光が綺麗=明るい」という勘違い。
夜や室内でも光が綺麗なシチュエーションはありますが、やはり人物に当たる光となると見極めは難しいです。
そして日本の結婚式場の光のデザインは僕らカメラマンから言わせれば
3流です
そこで、快適に過ごすことだけを考えた場合であれば1流なのかもしれませんが、空間デザインなので人物のカメラ写りのことまでは考えらていません。
ということで実際は
15%くらい
の印象です。
あまりに低いので僕らはストロボを使って光を作り出すことでこの数値を上げていく工夫をするのですが、
自然光に勝るものなし
ちなみに室内で自然光めっちゃ光綺麗だなと思ったのは代官山のASOさんのチャペル。
『リストランテASO@東京代官山での結婚式写真撮影レポート【持ち込み(外注)カメラマン】』
こちらのレポートでも書きましたが、最高の環境でした。
この環境ならほぼ全方位どこから撮っても90%ぐらいですね!!!
僕の平均印象の15%だと最終的な数値が極端に低くなってしまうのであえて50%にしました。
当日の天気のことは誰にもわからないしねーくらいの感覚で捉えておいていただけると嬉しいです。
■構図が綺麗 80%
これは主にゲストやテーブル、装花、背景などの配置に影響を受けます。
ゼクシィなどの広告撮影などでは写真写りが一番良くなるように、実際では考えられない位置にこれらを配置することはよくあります。
それくらいカメラから見える景色と肉眼で見える景色って違うんですね。
しかし、結婚式当日となればもちろんその与えられた状況で撮影しなければなりません。
様々な技術で構図を整えていくのですが、綺麗な構図が作れるタイミングはだいたい決まっています。
そういったポイントを通過する瞬間を待ち構えてシャッターを切っていくので80%という高めの数値に設定してあります。
ただ会場の面積全体の割合で言うと60%くらいの印象です。
いよいよ最終計算
さぁ、一度ここで区切りましょう!
上記の数字を計算式にするとこんな感じです
0.95×0.95×0.7×0.9×0.7×0.5
そしてその計算結果は
19.9%
約20%!!!
繰り返しますが、これは前述した前提条件のもとでの計算になります!
そしてこれは僕のカメラマン経験の中での個人的主観です!!!
どうでしょうか!?
ほとんどの方はもっと高い数値を予想していたのではないでしょうか?
でもプロはだいたいこれくらいの確率になることを経験から感じています。
そしてみなさん重要なことを忘れていませんか?
前提条件の6番をもう一度ご覧ください!
「6.歩くスピードは前回ブログの30秒パターン」
前回のブログをご覧いただいてない方のためにもう一度同じ動画を貼っておきます。
(時間のない方は2:30あたりからご覧ください)
こちらの動画の新郎新婦さんと同じスピードという前提条件なんです。
これで20%
何も意識しなければいったい何パーセントになってしまうのか…
逆に前撮りなど二人だけの撮影で光も選べる上にテイク2、テイク3とできるなどと前提条件が変われば良い写真を残しやすくなります。
なので単純にクオリティにこだわりたい方は前撮りしておくと安心です。
そしてまた最初の話に戻ります。
結婚式当日は
ゆっくり歩いてください
なんですよね。
同じ20%という確率でも30枚撮れていれば6枚、でも10枚なら2枚です!
6枚の中からベストショットを選ぶのと2枚の中から選ぶのでは違いますよね!!!
特に表情には好き嫌いがあります!
自分の笑った顔が好きではない、くしゃくしゃに笑ってる方が良い、横顔が好き、正面からが好き、などです。
自分で選べる選択肢を増やしましょう。
さぁ、もうさすがにクドくなってきましたが、ゆっくり歩くことの重要さがお伝えできたかと思います!!!
当日はとにかく
ゆっくり歩く
そして
時々止まって笑顔
といったところで今回のブログは以上になります!!!
ご愛読ありがとうございました!!!
それではまた次回!!!
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