朝焼けの海でロケーションフォト|ウェディング|結婚式|ビーチ前撮り
こんにちは!Naoです!
久々の更新となりましたが今回は今までで一番ご紹介したいお写真です!
是非ご覧いただけましたらとっても嬉しいです!
突然ですが、あなたはこう思ったことはありますか?
「前撮りって何の意味があるの?」
たまーに新郎新婦さんから聞かれるこの質問。
結婚式はやる意味があると思うけど、どうしてわざわざ別の日に写真だけ撮るのか。
前撮りをご存じない方のために一応ご説明させていただくと
「前撮り→結婚式の当日ではなく前もって、ウエディングドレスや和装で新郎新婦が写真撮影すること」
です。
結婚式の後に撮る場合は後撮りといいます。
両者を含めて別撮り、ロケーション撮影と言ったりもしますが中身は全て同じです。
そして先程の質問に対するよくある回答例はこちら↓
- 当日はなかなか二人だけで写真を撮る時間がない
- 好きなロケーションをバックに写真を残せる
カメラマンである僕にとってはすごく魅力的ではあるのですが、世の中の多くの男性陣はここにワクワクしてくれません。
普段から写真を撮ることの多い女性陣の感覚に男性陣はついていけないのです。
旦那さんが乗り気じゃない、付き合わされてる感じになってしまうといったお悩みをお抱えの花嫁さんは少なくないのではないでしょうか。
そしてそれは僕自身の悩みでもありました。
「もっと男性陣にもワクワクしてほしい。
付き合わされてるだけの新郎さんを見るのが辛い。
僕なら同じ男性としてきっとこれを解決する方法がわかるはず…!」
そんなことを思っていました。
でも結婚式には前向きになってくれる男性陣は多いです!
両者の違いは何なのでしょうか。
同じ結婚式というくくりの中のことなのに差があるのはどうしてなんでしょうか。
僕はこれを考え続ける中で一つの考えに辿り着きました。
「体験がない」
これな気がするんです。
写真を撮ることが目的になっているからだと思うんです。
撮影のためにそこに立って、撮影のためにそこでポーズをとって、撮影のために…
誤解のないように言っておきますが、別に悪いことではありません。
ただ男性陣は写真を撮ることだけだと惹かれないというだけです。
僕ら男性は単純な生き物なので楽しいことが好きです。
男性でなくてもきっと近くの公園や契約した式場で別日に写真を撮ることにいまいち魅力を感じていない方もいらっしゃるでしょう。
ではどうしたらいいのか。
ここからは簡単なことでした。
「楽しい体験」
これが目的になればいいと思うんです。
そこにウェディングドレスだったりを織り交ぜて考えてあげればいいと思います。
そんなことを考えていたところにとても素敵なお誘いがありました!
僕が所属しているウェディングのフリーランス集団である「SHARE」さんからこんなお誘いが↓
「来月作品撮影をするからメインカメラマンをしてみないか」
僕の新しい試みをいきなり通常お申し込みいただいているお客様で試すことはできなかったので願ったり叶ったりのチャンス!
作品撮影というとプロモデルさんにお願いすることが一般的ですが、今回は過去に撮影させていただいた本物の新郎新婦さんにお願いしてもOKとのこと!
お願いしたかった新郎新婦さんは山程いらっしゃったのですが、今回は直近でご縁のあったお二人にお願いすることにしました。
さらにご一緒させていただくクリエイター陣の豪華なこと!!!
もう最強メンバー過ぎて。。。
この時点で絶対いい企画になると確信。
全員でミーティングをしている段階で撮影場所は僕のワガママで海になりました。
行くだけで楽しいところじゃないと意味がなかったからです。
そして水平線上の美しい太陽を見ることを目的とすることにしました。(写真撮影が目的にならないように)
ロケ地が東海岸であることから朝日の撮影になりました。
そして楽しい体験だけでなくもう一つ必要だと感じたこと、それはストーリーを入れること。
映画のような撮影をしてみようと思ったのです。
一般的なロケーション撮影は場所を変えてポーズを変えて写真を撮っていくことが多いですが、それでは男性陣にワクワクしてもらえません。
でも映画のようにストーリーがあって、楽しい体験もあって、写真撮影が目的になり過ぎない。
それならきっと新郎さんにもワクワクしてもらえる自信がありました。
そしてそれらを全て叶えるために僕は通常行うロケーションの選別に加えてコンセプトストーリーを設けることにしました。
今回ご協力いただいたお二人は大学時代の同期。
その頃はお互いにお付き合いされている方がいらっしゃったりでタイミングが合わず。
卒業後もみんなで集まる時にはドキドキしながら飲み会に向かったりしていたそうですがそれでもなかなかタイミングが合わず。
そしてついにお互いにお相手のいないタイミングがあり、遅れてやってきた新婦さんを新郎さんが一人で迎えに行くところから物語がスタートしたそうです。
なにこの話めちゃめちゃエモい!!!←けど実話
そんなお話を伺えていたのでストーリーに反映させていただきました。
ここで僕が新郎新婦であるお二人に送ったLINEを恥ずかしげもなく公開します笑
「ご無沙汰してます🙇♂️
お二人ともお元気されてましたか?✨
僕は相変わらず元気にしてます🍀
さてYUKIからご連絡させていただいておりました撮影がいよいよ明日、と言うかほぼ今日となりました笑
遠いところまで足をお運びいただき大変恐縮ですがお二人にしかお願いできない、お二人にぴったりな企画でしたのでなんとかお願いしたいなーと無理を言ってしまいました😂
今回も精一杯頑張りますのでどうかご容赦ください🙏🏻
YUKIから聞かされているかと思いますが、今回の企画はSHAREと言うウェディングのフリーランスチームによる作品撮りです。
先日の和装での撮影も同じチームに所属するメンバーで作ったものですが、今回は母体のSHAREによる企画となります。
なのでカメラマンもたくさんいます。
そのメインカメラマンが今回は僕と言う感じです。
これまでも何度か回を重ねてきてはいるのですが、都内の施設での撮影がメインで遠方ロケは今回が初です。
僕がどうしても朝焼けの海で撮影したくてお願いしちゃいました。
ホントすみません。
いつもウェディングフォトを撮っていて感じるのは良くも悪くもウェディングフォトのための時間だなという点です。
施設やスタッフの関係などで場所や時間に制約を受けてしまうことが多く、もっと純粋に楽しい時間になればいいのにと思っています。
たとえ写真を撮らなかったとしても楽しい思い出になるものはないかと思い今回の企画にたどり着きました。
僕のイメージとしてはエモい感じの写真がたくさん残せたら嬉しいなと思っています。
甘酸っぱい青春のような、友達グループでオール明けに行った夜明けの海で本当はお互いに意識しあってるんだけど言葉には表せない、隠れた恋心みたいな感じが出せたらいいなと思っています。
お二人はご結婚されてますし、ウェディングフォトではあるので、そう言った写真ももちろん入ってはきます。
でも付き合う前の微妙な距離感というか、些細な相手の言葉に反応しすぎてリアクションが大きくなってしまうような、他人から見てもなんか意識してるのがバレちゃうような、でもそんなことよりその時間が嬉しいみたいなそんな感じです。
わかりますか?笑
お二人には海辺を無邪気に駆け回っていただいたり、水をパシャパシャ掛け合ってもらったり(水温低いかもですが笑)、友達以上恋人未満の距離感で砂浜に座って海を眺めながら語り合ってもらったり、そんな大学時代のような時間を過ごしていただけたらなと思っています。
お二人にしかお願いできない理由が少し伝わりましたでしょうか?笑
なので今回僕はウェディングフォトのような写真を撮ったり、全く関係ないような写真を撮ったりすると思います。
朝日が出てくれたら僕も感動して写真撮るの忘れちゃうかもしれません笑
いや、さすがにそれは冗談ですが笑
久々にまたお二人にお会いできるのも、海でワイワイできるのも楽しみにしていますね✨」
このブログをご覧のあなた様にもご理解いただけましたでしょうか?
そして撮影日当日、お二人はこのコンセプトを十分過ぎるほどに理解・共感してくださりとても素晴らしい世界観を創り上げてくださいました。
さらに当日僕がカメラマンとして気をつけたことはこの3つ。
- 二人の空気や距離感、世界の邪魔をし過ぎず純粋に楽しんでもらう。
- 動きを止めない(あくまで映画なので)
- ウェディングフォトだからこれ撮っておくみたいな考え方はしない
長くなりましたがそんな感じで撮影させていただいたお写真を是非ご覧いただけましたら幸いです。
夜明け前
時刻は朝5時前。
あたりはほぼ真っ暗。
遠く水平線上に太陽が霞むように見え始める。
オール明け夜明け前のChill Time
そんな雰囲気を。
たわいもない事。
ただその時間だけが愛しかった記憶を辿って。
太陽は雲に隠れてましたが辺りが明るくなり始め景色がはっきりし始めた時間帯。
波の音、優しい風、何もないからこその開放感
そういったものが自然と二人の心を解していってくれました
率先して海に入ってゆく新郎さん
ああぁあああ〜!笑
しっかり濡れてしまったようで笑
でもこれは想定内、というかむしろ待っていた光景かもしれません笑
みんな大笑い笑
楽しかったなぁ〜!
撮影中はあまりこちらから指示を出し過ぎないよう。
自由な雰囲気を壊さないようにしながらもディレクションしていきます。
コンセプトである微妙な距離感を保ちつつ
我慢できなくなってきた女性陣(笑)からそろそろ手繋いでもらってもいいですか?のリクエスト
抱き合って〜キャ〜!と最高に盛り上がっていた女性陣たちの声を伝えたい笑
YUKOさんが持ってきてくれたこの布綺麗だったなぁ
朝焼けとマッチする繊細な色と質感
朝焼け海ロケの楽しさが伝わってくる笑顔ですよね!
段々と最初の方から写真の色味が変わってきていることにお気づきでしょうか?
これ実は新郎さんの心情の変化を表現していたりします。
僕の中で今回の主人公は新郎さんなんです。
儚さ
切なさ
泡沫
霞む景色
届きそうで届かない距離感
胸がキュンとするような 甘酸っぱい青春のような
色んなカケラを集めてストーリーを作り上げるように
ほぼ動きを止めずに撮影しています
映画のつもり 僕のディレクションよりリアルが美しい
シルエットでも伝わる可愛さ、です
見上げた先遠くに飛んでく飛行機
どこに行くんだろうね
エモ過ぎる
雲の隙間から顔を出した太陽
その美しい光に一同ただただ感動
海風に靡かせて
Chill time
力まない無理をしない
零れ落ちる砂の儚さ
掴めそうで掴めない
そんな心情
ちょっと小高くなってる丘があることでこんな写真も撮れました
左がYUKOさん。右がYUKIさん(後ろ姿ですが)です。
どれだけこのお二人に助けられたか。
感謝です!
新婦さんはイメージチェンジして
気付いたらもう6時半回ってました。
さすがに10月の海辺は少し肌寒かったです。
そろそろ体調を考えて撮影も終わり。
SHAREメンバー。
半数はカメラマン。
みんな個性豊かでいつも刺激をもらってます。
一人じゃできなくてもみんなとならできる。
チームの大切さを感じながら。
空が綺麗。
ただそれだけでもう何も要らなくなる。
再びイメージチェンジ。
お花も全部は使い切れなかったけど本当にたくさんの種類がありました。
ラストはこのお二人の笑顔で
いつかこの写真たちも遠い記憶の思い出になるのかな。
何十年後のお二人にも輝いて届きますように。
願いを込めて。
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-Special Thanks-
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「朝焼けの海の写真見ました!」
と一言お添えいただけるとスムーズです。
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