
日々あんなに忙しくしているのに、子育てを振り返ってみるとお子さんの成長はいつもあっという間ですね。
こんにちは。
NeM PhotographyのNaoです。
今回はお子さんの節句の写真撮影(七五三・お宮参りetc)をお考えの皆様にお伝えしたいことがありこのページを作成いたしました。
たくさんのご家族のお写真をお撮りしてきた中で感じたことを素直に綴っております。
どうかお目通しの上、ご検討いただき、この考え方に同意いただける方はページ最下部よりお申し込みお願い致します。
お子さんの撮影のご依頼で最も多いのは何と言っても「七五三」の撮影です。
しっかりとした着物や袴に身を包む特別感のある一日の写真は、やはりプロにしっかり頼むべきとお考えの方が多いと思います。
パパママも着物やスーツなどしっかりした衣装に身を包むため、ご自身でカメラを構えるのも大変というのも理由の一つだったりします。
(かく言う僕もその一人)
これまでにこの仕事を通してたくさんの七五三撮影を経験して参りました。
そして昨年自分自身が親としての初めての七五三も経験しました。
その経験を振り返ってみるとやはり七五三は特別なものがあり、事前準備や当日の支度の大変さを考えても一大イベントであることは間違いありません。
親としてもかなり気合いが入ります。
それまでは自分にそういった経験がありませんでしたから、パパママの気持ちが本当に理解できているのかと疑問に思うこともありましたが
自分の子供の七五三を経験してみて大きなズレは感じませんでした。
そのため、これから七五三を控えるパパママに以下のことをお伝えしたくここに綴ることを決めました。
七五三でいい写真を残したいとお考えのパパママへの秘伝のコツをお伝えします。
写真は我が家の七五三。
Fika and Fotosの菊地さんに撮っていただいた一枚。
秘伝のコツ
【事前準備編】七五三を楽しみなイベントにできるか
失敗例としてよくあるのが前日までお子さんが何も聞かされずに当日を迎えているパターンです。
子どもには子どもの都合があります。
今日の夜やりたいと思っていることがあります。
明日もやりたいことがあります。
その時の気分もあります。
急に「明日は七五三だから早く寝るよ!」と言われても従ってはくれません。
その結果朝も起きてくれませんし、無理やり起こされてもグズグズです。
慣れない着物に着替えが始まるとグズグズは最高潮に達します。
そんな時は親の気持ちも大抵崩れるものです。
そうなるともう一家全員グズグズになります笑
ですからそうならないように以下のことをお願いします。
1.数ヶ月前から七五三をすること、写真を撮ってもらえることを伝えてください
「実はね、あと100回寝たら”七五三”をすることができます(ニヤリ)」
うちの場合はこんな感じでもったいぶるところからスタートしました。
この時に大事なのは子どもが興味を持ってくれるように話してあげることです。
大人で言えば「今年の冬はハワイに行けます。」のような気持ちで伝えてあげてください。
「しかもママのお友達が写真もいっぱい撮ってくれるんだって!」と僕のこともホームページを見せて教えてあげておいてください。
お子さんが「え!?何それ!?何だか知らないけどすごく楽しそう!」と思ってもらうことを目標にしてください。
ここで挫折すると挽回が大変です。
大事なことなのでもう一回言いますね。
「今年の冬はハワイに行けます。」の気持ちです笑
お子さんが興味を持つ話し方や、話すタイミングは親御さんが一番熟知しているはずです。
焦らず「ここだ!」と思うタイミングで絶好のお誘いを投げかけるのです。
お子さんが別の遊びに夢中な時は避けた方がいいです。
食いついてくれたら成功です。
もし興味を示してくれなかった時は日を改めて別の方法を考えてみてください。
七五三がお誕生日のように「あと何回寝たら七五三?」と一緒に指折り数えて楽しみにしてくれるようになれば、あとは大抵上手くいきます。
2.七五三とはこういうものと教えてあげる
お子さんが七五三に興味を持ってくれたら、七五三とはどういうものなのか教えてあげてください。
まずは衣装で気を引いてみましょう。
女の子なら「こんな綺麗なお着物を着れるんだって!」と写真を見せてみるのもいいかもしれません。
男の子なら「炭治郎みたいにかっこいいお着物着れるんだって!」というのも一定の効果があるようです笑
ちなみにうちは子どもに着たい衣装を選ばせました。
その方が本人が楽しんでくれるので。
あとはこのページの下にギャラリーがあるのでそういう写真を見せてあげるとイメージがつきやすいかと思います。
他にも神社で神様からもっと身長が大きくなるパワーをもらえる、綺麗なお姉さんになれる、流行っているキャラクターのように可愛くなれる…etc
その時のお子さんの興味関心に合わせてあげることが大切です。
そして七五三ができるのはその年齢のその日だけ、ということも教えてあげてください。
大人からすれば当たり前のことですが、子どもは知る術もありません。
別に今やらなくてもいいと勘違いされてしまうと気持ちが落ちてしまいます。
着物がレンタルの場合は「次の日になったらお店に返さなくちゃいけないんだよ」などと伝えてあげるのも良いです。
いつでもできることではないこと。
その年齢だからできること。
その日だからできること。
裏を返せば、その日を逃せばもうできないこと。
これをしっかり伝えてあげてください。
そうすることで七五三のプレミア感がお子さんにも伝わってくるはずです。
3.乗り越えなければいけない課題を教えておく
ある程度興味を持ってくれたら、「その代わりこういうことを頑張らないといけないよ?」という課題を伝えておきましょう。
・お着物はこんなに可愛いけどちょっと着るのは大変だし動きづらいんだって
・草履はちょっと足が痛いかもしれないよ?
・朝めっちゃ早いよ?起きれるかな?
こういったお約束ごとのようなことを課題として与えてあげておいてください。
お子さんの気分が上手に上がっていれば
「うん!できる!!!」
と乗ってきてくれるはずです。
お子さんの性格にもよりますが、我が家の場合は
「ほんとかよ〜!?できんの〜!?」
とまぁまぁ煽りました。
そのおかげで
「絶対できるしっ!!!」
とさらに意志を強く持ってもらうことができました。
あとはお子さんが七五三を忘れないように「あと50回寝たら七五三だね」などと定期的にリマインドしてあげてください。
お手伝いをして褒めてあげる時にも「この調子なら神様に七五三してもらえるね」などと伝えてあげるのもいいです。
お子さんから「あと何回寝たら七五三?」と聞いてくるほどになればかなり良い調子です。
毎日ではなくていいので、これを当日まで繰り返してあげてください。
早寝早起きをなんかは習慣にしておくのが一番いいです。
誰よりパパママは早起きを頑張りましょう。
子どもには言葉でなく行動で伝える、です。
【当日編】ありのままの姿を受け入れられるか
これだけしっかり事前準備をしたとしても全て上手くいくなんていうことはありません(断言
パパママは最後まで油断できないのです笑
1.グズっても泣いても怒らない
当日ずーっとご機嫌なお子さんというのはなかなかいません。
どこかしらにグズリポイントは潜んでいます。
他にも、落ち着きがない、じっとしていられない、言うことを聞かない、人見知り。
「うちの子大丈夫かしら…」
こんなご心配を抱えていらっしゃるパパママは少なくありません。
僕の撮影スタイルはご家族のありのままを残すところにあります。
自然な感じという言い方をするとなんとなくイメージがつきやすいと思います。
自然な感じと聞いてどんな写真を想像されるでしょうか。
走り回って笑っている姿を想像された方もいらっしゃるかもしれません。
何かに夢中になって集中している姿を想像された方もいらっしゃるかもしれません。
基本的にはプラスのイメージかと思います。
しかし、自然とは良いところだけを集めたものではありません。
その反対も含めたものが自然なんです。
途中で飽きちゃって大人の言うことを聞いてくれなくなったりすることだってよくあることです。
そして僕の撮影スタイルはそんなお子さんの姿も全て受け入れるところから始まります。
そんなあなたも好きだよ、と肯定してあげるという意味です。
ビシッとカメラ目線で最高の笑顔の写真は親心としては一枚欲しくなるものです。
しかし、まだ幼い子供達、特に3歳や5歳の子たちにとっては、上手にできないこともあるというのは想像に難くありません。
そんな時に「ちゃんとしなさい!」と言うことに意味はありません。
「もっと笑って!」も意味ないですね。
それで全て解決して良い写真が残せたことはほとんどありません。
むしろ拗ねるか泣くかです。
こうなってしまうと何のために今日という日があるのか分からなくなってしまいます。
もちろん神社のものを傷つけたり、入ったりしてはいけない場所へ入ってしまった場合はちゃんと教えてあげる必要はあります。
しかし、カメラ目線のしっかりした写真を撮らせてくれないことは怒られるようなことではないと思うのです。
伸び伸び自由にしているだけですから
「ふざけないで!」
「ちゃんとして!」
と叱るより、そんな姿も微笑ましく見守ってあげられた方が僕は素敵だなと思います。
まぁ、親として限度はありますけどね笑
2.一緒に遊んであげてください
子どもに限らずいい表情をしている時というのは好きなことをしている時や楽しい時などです。
子どもにとって七五三は遊びや楽しいイベントでなければいけません。
顔を潰されても怒らない寛容さです
ふざけていたっていいんです。
言うことを聞かなくったっていいんです。
大人の思い通りになんてなりません。
子どもが子どもらしく一番輝いているのはふざけている時が多いかもしれません。
ゴミを取るフリをして何か載せていたようなそうでなかったような笑
真面目ばっかりじゃ疲れちゃうよ
このポーズならできるよ!
扇子を振って蝶々を呼ぶの会
しかしなかなか思い通りにいかないことにパパママがイライラしてしまう光景を残念ながら目にしたこともあります。
スケジュール通りにはいかないものです。理想通りにはいかないものです。
子供にこうあって欲しいという気持ちは僕もありますが、それを子供に押し付けては反発を生むだけ。
何度かチャレンジしてみても嫌がってしまったり、他のことをしだしてしまったり。
そんな時はスパッと切り替えてその子が今一番したいことは何なのかを大切にしてあげたいと思っています。
親が残念そうにすれば子どもは期待に応えられなかったと落ち込みます。
親が怒れば子どもは悲しくなって泣き出してしまうかもしれません。
それでもついつい親としては理想を望んでしまうもの。
七五三はもしかしたらそんなパパママへ向けられた試練なのかもしれません。
それではどうしたら良いのか。
僕からのお願いはこの二つです。
一つ目、笑顔で子どもと一緒に遊んであげてください。
子どもは子どもなりに七五三を楽しみしていると思います。
ある程度の緊張もあるかもしれません。
パパもママも揃っていつもとは違う特別な身なりへお支度するうちに、今日が特別な日であることを肌で感じ取ってくれているはずです。
ウキウキしてたりするんです。
そして子どもはいつだって自分が主役ですから注目してほしいし構ってほしいし遊んでほしいです。
そんなお子さんの素直な気持ちに応えてあげてください。
二つ目、率先して写真に笑顔で写ってください。
恥ずかしいと思えば、お子さんは写真に写ることを恥ずかしいのだと学びます。
背中で見せる、行動で伝える。
口先だけなら誰でも言える、って言ってて自分に言葉が跳ね返ってくる感じ笑
一緒に頑張りましょうね笑
これだけです。
そうすればきっと素敵な一日になると思います。
写真はその瞬間がただただ残るだけです。
当たり前ですが写真を撮る瞬間だけ良ければいいわけではありません。
まぁ多少の頑張りはあった方が良いとは思うのですが、本質的なところから見つめ直す方が僕は好きです。
その日だけでなく子どもが生まれた日からその日までの全ての期間の子どもへの接し方が面白いほどに写真には写ります。
それがオリジナリティーでありその家族らしさなのです。
素敵なご家族の写真をSNSなどで目にすると、自分もこんな写真を撮ってほしいと思うものですが、その時に心得ておかなければいけないのは写真に写る瞬間だけで何とかしようとしないことです。
そう感じた今日その日からその写真の中の人のような関係性、さらには生き方さえ築いていこうと思う気持ちが重要なんです。
パパママの笑顔から伝わる愛されていた証拠は、将来きっと子どもの自己肯定感を育んでくれるはずです。
パパママが一番楽しんでください。
夫婦喧嘩なんてご法度ですからね!
子どもの心は敏感です。
お子さんが走ってたら転んじゃって手のひらを擦りむいちゃったとしましょう。
ママ、パパが絆創膏をカバンからすぐに見つけられないからって怒らない。
パパ、絆創膏を準備してくれていたママには頭が上がりませんよ。
怒られて不機嫌になったその背中、お子さんが見ていますよ。
そして我が子へのおめでとうの気持ちを忘れずに。
あとハワイの気持ちも笑
3.ご褒美とスニーカーを用意してあげてください
お菓子やおもちゃなどをお手持ちのカバンに忍ばせておいてください。
最初から見せてはいけません。
ご褒美の効果は一瞬なので、頻繁に引き合いに出すとすぐ飽きられてしまいます。
ここぞという時にとっておいてください。
その他の注意点として、もうどうしようもなく泣いちゃってる時だと、お菓子じゃ全く効かない時もあります。
でも一度見せてしまうと二度目は効果が半減します。
出しどころがとっても重要です。
草履はお子さんが嫌がることNo.1です!
レンタルの場合、サイズが合わないことも多く、というか、草履ってサイズ合うことあるの?というぐらいのあの履き心地の悪さ。
僕も自分の草履をレンタルしましたが、信じられないくらい履き心地が悪かったです笑
いまだにサイズ間違ってたんじゃないかと思うくらい。
なので移動は基本的に履き慣れたスニーカーをお勧めします。
もちろんお子さんが草履で大丈夫ならそれに越したことはありません。
ただお子さんの笑顔よりも優先すべき事項ではないということです。
スニーカーから草履に履き替えさせたいと思っても「頑張って履いて」はNGワードです。
いつでも大事なのは「ハワイに行けます」の気持ちですね笑
どうしても草履を履いてくれない時は「用意したのに草履履いてくれませんでした」的な写真でも残しましょう。
20年後のお子さんも笑ってみてくれるはずです笑
事前準備が上手くいっていると草履も頑張って履いてくれたりしますが、それでも限度はあります。
うちの子は終始草履だったのですが、終わった後に「楽しかったね」と言ったら「うん。でも足だけ楽しくなかった。」と返されました。
草履脱ぎたいとグズらなかったので大丈夫なのかと思ってました…
こればっかりは反省です。
やっぱりスニーカーは用意した方がいいなと思った次第であります。
さてさて長ーーーーーくなりましたが、僕の考え方とお願いはこのような感じです。
ちょっと大変ですかね。
そうなんです。七五三って大変なんです。
決して簡単なことじゃありません。
でもだからこそ思い出に残る一日になります。
準備が大変だった文化祭ほど思い出に残ってたりしませんか?
以上の僕の考え方に同意していただける場合は下記よりお申し込みへお進みいただければと思います。
ここまで長文ご閲覧ありがとうございました&お疲れ様でした。
当日が素敵なハレの日となるようしっかり準備していきましょう。
お申し込み前の確認事項
基本的に平日のみお受けしております。
1ヶ月前から土日祝日も開放しております。
また以下の場合はお申し込みいただけません。
・撮影日が決まっていない
・撮影場所が決まっていない
・撮影場所の許可が取れていない(申請手続きと申請料金のお支払いは原則お客様にてお願いいたします)

プラン
撮影
■基本料金(データのみ):49,500円
■出張交通費:個別見積り
■撮影シーン:お支度〜御祈祷〜ロケーション撮影60分(移動含め240分まで)
※お支度撮影は出張着付けを同時申し込みの場合のみ。
※御祈祷撮影ができない場合もご料金は変わりません。
■目安お渡し枚数:300枚程度
■オプション
追加30分:5,500円
■撮影から2週間後にオンライン納品
出張着付け
ご自宅にてお支度が可能です。
店舗の開店時間にも左右されませんので朝早くからご準備を進め午前中早めに撮影を結び、会食に余裕を持って臨むことができます。
もちろんスタジオの様な待ち時間もございません。
そして何よりリラックスしてご準備いただけます。
(忘れ物をしても大丈夫なのも嬉しいところ)
出張着付けをご依頼いただく場合お支度の様子もお写真を残させていただきます。
お子さんとNaoが接する時間が長くなるので大体神社に着く頃には仲良くなってます。
保育園で言えば「慣らし保育」のようなものですね。
■ママ
着付け:¥8800(30分)
ヘアセット:¥5500(30分)
メイク:¥4400(30分)
■パパ
着付け:¥7700(30分)
■7歳女の子
着付け:¥8800(40分)
ヘアセット:¥5500(30分)
メイク:¥3300(30分)
■5歳男の子
着付け:¥6600(30分)
ヘアセット:¥2200(15分)
■3才女の子
着付け:¥5500(30分)
ヘアセット:¥3300(30分)
メイク:¥3300(20分)
■現地アテンド
60分:3,300円
現地での着崩れやヘアセットの乱れを何度でも直してくれます。
ちょっと締め付けがキツかったりしたら調整してくれたり。
お子さんのためにも特にこだわりがなければ追加してあげてください。
ちなみに格安のためアテンドのみのご注文は承っておりません。
■出張交通費:個別見積り
ご衣装は含まれておりません。
ちなみに我が家はここでレンタルしました。ご参考までに。
RENCA:https://renca.jp/
スケジュール例
7歳女の子
6:00-7:00 ママヘアセット着付け(メイクは事前にセルフ)
7:00-8:40 7歳女の子メイクヘアセット着付け
8:40-9:10 移動
9:10-9:40 御祈祷お申し込み&御祈祷
9:40-10:40 ロケーション撮影
5歳男の子
6:45-7:45 ママヘアセット着付け(メイクは事前にセルフ)
7:45-8:30 5歳男の子ヘアセット着付け
8:30-9:00 移動
9:00-9:30 御祈祷お申し込み&御祈祷
9:30-10:30 ロケーション撮影
3歳女の子
6:30-7:30 ママヘアセット着付け(メイクは事前にセルフ)
7:30-8:30 3歳女の子ヘアセット着付け
8:30-9:00 移動
9:00-9:30 御祈祷お申し込み&御祈祷
9:30-10:30 ロケーション撮影